空港MRTとバス 桃園空港から台北駅の行き方
台北周辺には桃園空港と台北松山空港のふたつの空港があり、桃園空港へは日本からのほとんどの便が乗り入れています。
成田空港や関西空港をはじめ地方空港からの便はすべて桃園空港の離発着となりますが、唯一羽田空港からの便は台北松山空港の離発着となっています。
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目次
桃園空港の場所と行き方
桃園空港は台北市の中心部から40kmほど離れた桃園市というベッドタウンにあって、東京都心から成田空港よりは少し近いといったところです。
そのため台北市内までは距離があるので交通手段は「空港MRT」か「バス」のどちらかとなります。タクシーはMRTの終電後、深夜に到着してよほど急ぐ時の最終手段といったところでしょうか。
空港MRTで行く
空港MRTは特急電車である直達車(EXPRESS)と各駅電車である普通車(COMMUTER)の2種類があります。桃園空港⇔台北駅までの所要時間は直達車で40分弱、普通車で50分ほどでそれほどの差はありません。
運賃は直達車(特急)でも普通車(各駅)で同じ160元です。子ども運賃はなく(6歳未満、115cm未満は無料)大人も子どもも一律160元となります。
空港から台北駅行きの乗り方
桃園空港にはターミナルが2つあるので駅も二つに分かれています。駅には記号がついていて第1ターミナルは「A12」、第2ターミナルは「A13」となっています。なお2つのターミナル間の乗車は無料です。
写真は第2ターミナルですが、第1ターミナルも要領は同じです。桃園機場捷運(Taoyuan Airport MRT)と書いてある方向に進みます。空港MRT乗り場のある地下2階まで降りていきます。
切符を買うよりもヨウヨウカー(悠遊カード)の購入をおすすめします。ヨウヨウカーはSuicaやICOCAのようなもので、MRT、バス、コンビニなどでも使え便利なので早いうちに手に入れておいた方が良いですよ。改札横の窓口で購入することができます。
使い方もSuicaなどとまったく一緒。改札を入る時も出る時もタッチするだけでOKです。詳しくは下記リンクをご覧ください。
「往臺北(To Taipei)」と書いてあるホームに向かいます。特急は第2ターミナルが始発駅になりますが、普通車は第空港が終点ではないので慌てて反対方向のMRTに乗らないように注意してください。
台北駅から空港行きの乗り方
桃園機場捷運(Taoyuan Airport MRT)と書いてある方に進みます。
台北駅といってもMRT(板南線、淡水信義線)と空港MRTは別の駅になります。そのため場所によっては駅構内を10分ほど歩くことになるので時間に余裕をもった方が良いと思います。
右の1番2番ホームが直達車(急行)、左の3番4番ホームが普通なので気をつけてください。ただ間違って乗ってしまっても始発駅なのでいずれにせよ空港へは着けます
台北駅からは第1ターミナルに先に着きますので、第2ターミナルを利用される方は間違えないようにしてください。
空港MRTの時刻表
駅名 | 始発 | 終電 |
空港MRT台北駅(A1) | 06:12 | 22:42 |
第1ターミナル(A12) | 06:14 | 22:44 |
第2ターミナル(A13) | 06:49 | 23:20 |
台北駅行き(直達車)の始発は第2ターミナルが6:12、第1ターミナルが6:14。終電が第2ターミナル22:42、第1ターミナル22:44です。
駅名 | 始発 | 終電 |
第2ターミナル(A13) | 06:00 | 23:00 |
第1ターミナル(A12) | 06:36 | 22:38 |
空港MRT台北駅(A1) | 06:38 | 23:39 |
桃園空港行き(直達車)の始発は6:00、終電が23:00です。
空港⇔台北駅のどちらも始発から終電まで15分間隔で運行されています。時刻表は変更となる場合があるので最新のものをご確認ください。
新幹線から乗り換える
新幹線で高雄や台中方面から桃園空港に向かう場合、台北駅まで行かずに手前の高鐵桃園駅で空港MRTに乗り換えることができます。空港MRT桃園駅(A18)から桃園空港第1ターミナル(A13)までは5駅、第2ターミナル(A12)までは6駅です。
桃園駅から空港へ向かう
新幹線を降りたらMRTと書いてある方向に歩いて行きます。
空港MRT桃園駅(A18)の入口です。
改札では新幹線のチケットを通します。ここで「高鐵桃園駅」を出て「空港MRT桃園駅」に入ります。
エスカレーターを昇った後は空港MRTの改札があります。改札を通ったらまたエスカレーターを昇りホームに到着です。
空港から桃園駅に向かう
空港MRTの改札をを出たら左手にあるエスカレータに乗ります。
エスカレーターを降りると正面に新幹線の券売機があります。
券売機の左手にある新幹線の改札を通ると「高鐵桃園駅」に入ります。
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バスで行く
長らく空港間の交通を支えてきたバスですが空港MRT開通後もこれまで通り運行されています。24時間運行されていますので、空港MRTの終電後はバスのお世話になることになります。
空港から台北駅行きの乗り方
第1ターミナル、第2ターミナルとも到着ロビーから案内のとおりバス乗り場方向に歩いて行くとチケット売り場がありますので。台北駅行きは「國光客運」のカウンターでチケットを購入します。
運賃は大人125元、子供65元(6歳未満、115cm未満は無料)です。所要時間は道路状況によりますが、おおむね50分程度です。運行頻度は10〜15分おきで、深夜帯(1:30〜5:00)は30〜60分おきの運行となります。
バスは満席になると出発するので立ち乗りはなく必ず座れます。そのかわり乗り切れない場合は次のバスを待つことになります。深夜は一本乗り過ごすと1時間待ちですので、なるべく早めに並んでおいた方が良いでしょう。
第1ターミナルからは「5番」乗り場で「1819」が台北駅行きのバスです。
第2ターミナルからは「3番」乗り場で、第1ターミナル同様「1819」のバスに乗ります。
台北駅から空港行きの乗り方
桃園空港行きのバスは台北駅のM1、M2出口付近にある國光客運台北駅ターミナルから出発します。
第1ターミナル、第2ターミナル行きとも「2番」乗り場から「1819」のバスに乗ります。
メリットとデメリット
空港MRTとバスのメリットとデメリットをあげてみました。
空港MRのTのメリット
・時間が計算できる
・40分弱で到着できる
空港MRTのデメリット
・台北駅で空港MRTとMRTの距離が離れている
・運賃が高い(160元・子ども運賃なし)
・混雑時は座れない
バスのメリット
・必ず座れる
・運賃が安い(大人125元・子供65元)
バスのデメリット
・渋滞に巻き込まれる可能性がある
・混雑時は乗りきれない
どちらもメリットとデメリットが同じくらいありますね。しかし「時間が計算できる」のは次の予定がある場合に何よりのメリットだと思うので、営業時間内であれば空港MRTの利用をおすすめします。
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