台北の気候とベストシーズン

2018年12月25日（火）

台湾北部にある台北は石垣島とほぼ同じ緯度にある南国です。

しかし常夏ではありません。温暖な日が多いのは確かですが冬はしっかり寒い日もあります。また梅雨もあれば台風もくるので沖縄の気候に近いと思えば台北の気候が想像しやすいと思います。

台北の気候

台北にも日本ほどはっきりではありませんが四季があり、夏は暑く冬は寒くなります。

また台北は台北は年間を通じて雨の日が多い都市です。降水量は時期によって変わりますが、毎月の降雨日は時期を問わず平均12〜15日もあります。

3〜４月（春）

3月まだまだ肌寒い日も多く、4月も日が沈むと冷え込むので羽織るものがあったほうがいいです。気候は安定していて歩きやすいです。

5〜9月（夏）

日本よりも日差しが強いので熱中症や日焼け対策はしっかり行ってください。

室内は日本以上にエアコンを効かせているので薄手の羽織るものを持っていきましょう。梅雨や台風もこの時期になり降水量がもっとも多い季節です。

10〜11月（秋）

降水量も少なくなり、暑くも寒くもなく1年でもっとも快適に過ごせる季節です。

12月〜2月（冬）

特に1月と2月は気温もグッと下がる日があり南国とは思えない寒さになります。さすがに氷点下や雪が降るような寒さではないもののコートやダウンが必要なほどです。

降水量はもっとも少ない季節ですが、気候は安定せず曇りの日も多くなりスッキリしません。

台北の梅雨はおおむね5月下旬から6月中旬頃までです。この時期の台北は気温も高い季節になっているので大雨の後の日差しで蒸し暑さは相当ひどいものになります。

日本の梅雨は1日中しとしと雨が降っていますが、台北ではスコールやゲリラ豪雨のように大雨がと降ったかと思うと急に晴れたりとメリハリがしっかりしています。

台湾も沖縄と同じく台風の通り道で影響を大きく受けてしまいます。台風シーズンは7〜9月で平均上陸回数は5、6回です。

特に7月と8月は上陸回数も多く、台湾北部を通過するものが多いので台北が影響を受ける確率も高くなります。10〜11月頃のいわゆる秋台風はあまり台北には近づきません。

台北は季節を問わず1年中ほとんどの観光地を楽しむことができますが、その中でもベストシーズンと言えるのは春と秋でしょう。

冬が終わり梅雨に入る前の3〜5月頃、暑さが和らぎ台風の季節が過ぎた10〜11月は天候も安定しており快適に過ごすことができます。

避けたいシーズンは12月〜2月です。天候が安定しないうえ寒い日が多く観光には向かない季節です。また2月は旧正月があります。旧正月の混雑ぶりは凄まじいので旅行には適しません。