美しい夕日に響くケチャダンス ウルワツ寺院
バリで有名なサンセット鑑賞ポイントのひとつウルワツ寺院。
夕日がオレンジ色に染めたインド洋と、高さ70メートルの断崖絶壁に建つ3層のメルとの景観は神秘的で最も有名な撮影アングルです。
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パワースポットのウルワツ寺院
パワースポットとしても知られているウルワツ寺院は海の精霊ブタラ・ダラム・ベジを祀ったバリ・ヒンドゥー教の寺院で、3層のメルが建つルーフル・ウルワツ寺院と隣接するダルム・ジュリット寺院の総称です。
ウルワツは「岬」という意味で、まさに断崖絶壁に建つ寺院にぴったりのネーミングですね。
ケチャダンス
ケチャはバリ舞踊のひとつ。そのルーツはサンヒャン・ドゥダリと呼ばれるバリ・ヒンドゥー教の憑依舞踊であり、天災が起こると男女の掛け声によって少女に先祖の霊を招き助言を求めるといった儀式だそうです。
その儀礼舞踊を1930年代に舞台劇へとエンターテイメント化したものだがケチャダンスです。そのパフォーマンスはテンション高めでダイナミックにして非常にユニーク。
舞踊の伴奏といえばガムランですが、ケチャダンスでは楽器を一切使わずに数十人の男達のパワフルな掛け声だけでリズムを作っていきます。
掛け声が何を基にしたものか諸説あるそうですが、サルの声をイメージしたとも云われています。確かにサルの鳴き声に聞こえるような気が・・・。演者の男達は一糸乱れず体や腕を揺れ動かしながら野太い掛け声を舞台に延々響き渡らせていきます。
次第に演者も観客もトランス状態に。さすが憑依舞踊が原型となっているだけのことはあります。しかし一歩間違えると笑いを誘ってしまうようなユニークなリズムでもあります。
演目は創世神話ラーマヤナの一場面で、ざっくりと「魔王に捕らえられたラーマ王子の妃シータを白猿ハマヌーンが見つけ出し、火の中に投げ込まれながらも命からがら逃げ戻りラーマに知らせる」というストーリーです。
ショーは18時からですが満席になることも多いので17時過ぎにはチケットを買っておいた方が良いです。また自由席ですので良い席でみたければ17時半前には入場しておいた方が良いでしょう。
ウルワツ寺院の情報
行き方:
公共交通機関はないため、ツアー、カーチャーター、タクシーの何れかになります。帰りにタクシーをつかまえるのは難しいため、ツアーに参加するかカーチャーターをお勧めします。
日没後、ケチャダンス鑑賞後は観光客が一斉に帰るため大渋滞になります。そのまま空港に向かう場合は十分時間に配慮してください。
入場料:
大人30,000ルピア、子供15,000ルピア
(カーチャーターの場合、別途駐車場料金が5,000ルピア必要)
ケチャダンス鑑賞料:
大人100,000ルピア、子供50,000ルピア
参拝時間:
9:00〜19:00
(ニュピ、祭事がある場合は入場制限あり)
注意事項:
敷地内には野生の猿がおりメガネや帽子などを狙ってきますので十分注意してください。
(2017年現在)
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