神々が降臨する海に浮かぶ孤島 タナロット寺院
神々が降臨するといわれる海に浮かぶバリ・ヒンドゥー教のタナロット寺院。通称ロックテンプルと呼ばれるこの寺院は世界一美しい夕日が見れる場所として有名です。
世界一美しい夕日と言われる場所はそれこそ世界中にあると思いますが、それだけ美しい景観ということなのでしょう。
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神々が降臨する場所
16世紀ゲルゲル王朝の時代。それまでジャワ島の国教であったヒンドゥー教がイスラム勢力に押され、ヒンドゥー教の僧侶や王族達はバリ島へと逃げ込んでいきます。
その中にはバリ・ヒンドゥー教の確立に大きな影響を及ぼした高層ダンヒャン・ニラルタの姿もありました。ウルワツ寺院のメルも造築した彼はこの地を訪れ、あまりの美しさに「この地こそ神々が降臨する場所である」として人々に寺院を建立するように告げたのです。
タナロット寺院
バトゥボロン寺院側からタナロット寺院を眺めるとこのような感じで、満潮時にはまさに海に浮かぶ孤島の寺院といった姿をみせてくれます。それにしてもインド洋から押し寄せる荒波がスゴい。まるで真冬の日本海のようです。
観光客は岩上の寺院境内には入ることはできませんが、干潮時には歩いて渡り岩下までは行くことができます。とても滑りやすいので気をつけてくださいね。岩の下の洞穴には聖水が湧き出ており、お布施をすればお坊さんにお祈りをしてもらえますよ。
タナロット寺院には長い参道があり両脇にはお土産屋さんやカフェが立ち並んでいます。
なおタナロット寺院は岩上のみが寺院の境内となります。そのほかは境内周辺の扱いとなるためサロンを巻いて入場する必要はありません。
バトゥボロン寺院
タナロット寺院の隣にはバトゥボロン寺院があります。大きなアーチ状の岩の上に建つ寺院で、バトゥは「岩」、ボロンは「穴」を意味するそうです。
アーチの中に夕日が沈んでいくと波にオレンジ色の帯が浮かび上がり、タナロット寺院の夕日に負けず神秘的でキレイですよ。
タナロット寺院の情報
行き方:
公共交通機関はないため、ツアー、カーチャーター、タクシーの何れかになります。大人気の観光スポットのわりに駐車場が狭く少ないです。
夕日スポットなので観光客は日没後一斉に帰りだし、その混雑ぶりは容易に想像がつくでしょう。夕日が落ちきる前に車に戻れば渋滞に巻き込まれることがなくドライバーさんに感謝されちゃいますよ。
入場料:
大人30,000ルピア、子供15,000ルピア
(カーチャータの場合は別途駐車料金が5,000ルピア必要)
参拝時間:
9:00〜19:00
(ニュピ、祭事がある場合は入場制限あり)
(2017年現在)
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