台北の夜市は屋台が続くB級グルメ天国
台北の夜の観光といえばなんといっても屋台が続くB級グルメ天国の「夜市」です。日本では縁日の時にしか多くの屋台は出ませんが、台北では連日無数の屋台が並び人々の熱気に包まれています。
といっても毎日お祭りが開催されているというわけではありません。夜市は市民の食事の場であり買い物の場であり生活の一部として根付いているものなのです。
暑い日中を避けて日の落ちた夜から外出する南国ならではの文化なのです。夕暮れ時の17時頃から屋台が開き始め、22時頃に賑わいのピークを迎えます。
スポンサーリンク
士林夜市
台北に数ある夜市の中で最大規模を誇るのが士林夜市です。その範囲は基河路と文林路、両方の通りに挟まれた複数の路地一帯に広がっていますので、1日ですべてを見てまわるのは無理です。
劍潭駅→基河路→士林市場→大南路→大東路→劍潭駅の順だと、コンパクトに効率よくまわることができますのでお勧めです。駅を出て基河路に進むとすぐに食べ物屋台が建ち並んでいて、まさにB級グルメ天国といった感じですよ。
士林夜市名物「士林豪大大鶏排」
士林夜市で絶対に食べておきたいのが「士林豪大大鶏排」の特大フライドチキン。大人気のお店でいつも行列ができています。その大きさはなんと手のひらサイズ。顔の横に並べて記念撮影するのが定番です。
スパイシーなチキンは見た目ほど脂っこくなく意外とサクサク食べれます。お店は士林市場の入口横のほか、士林市場の屋台の中にもあります。
士林市場
現在の士林市場は2011年にオープンと比較的新しい施設。周辺はひらかれており目印になるモニュメントもあるので待ち合わせ場所としても最適です。
劍潭駅から基河路を進んでいくと右手に見えてきます。地上は雑貨やお土産屋が並び、地下には飲食屋台が広がっています。トイレやコインロッカーもあるのでとても助かります。
士林市場の地下1階は屋台村となっており所狭しとお店が並んでいます。
慈誠宮
大南路にある慈誠宮には媽祖(天上聖母)が祀られており航海や漁業の神様として親しまれています。士林夜市は慈誠宮の前で市場を開いたこと始まりました。やがて時代とともに規模が大きくなっていき、今日の夜市に発展していったそうです。
慈誠宮周辺は食べ物屋台が集中しています。観光客と地元の人が入り乱れ士林夜市のなかで最も混雑する通りです。
スポンサーリンク
饒河街夜市
豪華絢爛な松山慈祐宮の西側に士林夜市に次ぐ規模を誇る饒河街夜市があります。長さ600mのシンプルな一本道で迷うことがありません。とても歩きやすいのが魅力的です。
観光客も多いのですが、士林夜市と比べるとローカル感が漂っており、よりディープな台湾を味わうことができると思います。台湾で最も古い夜市といわれるだけあって伝統的なお店も多いです。
饒河街夜市名物「胡椒餅」
饒河街夜市の名物といえば福州世祖の「胡椒餅」です。台北で一番美味しいといわれるこの胡椒餅を食べずに帰っては何をしにしたのかわかりません。お店は饒河街夜市の入口付近ですのですぐに見つかると思います。
餅はひとつひとつ窯の側面に貼付けていきこんがり焼き上げます。窯で焼かれた餅は香ばしく、外はカリカリで少々固めで歯ごたえがあり、中はジューシーな肉とネギとの餡にピリっと効いた胡椒がたまりません。病み付きになること間違いなしです。
餡はとてつもなく熱い肉汁が溢れ出てきますので、ゆっくり冷ましながら食べてください。手が肉汁でベタベタになるのでウェットティッシュが必須です。持っていない場合は近くのドラッグストアで手に入れることができます。
夜市の行き方
どちらもMRTの駅から徒歩で行ける場所にあります。
【士林夜市の行き方】
MRT「劍潭駅」1番出口を出る。人の波にのって横断歩道を渡り、左に進むと基河路、右に進むと文林路。ひとつ先の駅が「士林駅」なので乗り過ごさないように注意。
【饒河街夜市の行き方】
MRT「松山駅」5番出口を出る。松山慈祐宮を正面に見て左方向へ進む。
スポンサーリンク