台北で絶対に外せない人気観光スポット 九份
九份は台湾北部の海岸線にほど近い場所にあり、台北からはバスや鉄道で1時間半ほどです。
レトロな街並として脚光を集め、観光誌にも必ず大きく取り上げられるナンバー1といってよいほどの人気観光スポットとなっています。
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【2017/10/01更新】
九份を歩こう
定番の観光地である九份は日本統治時代に金と石炭の採掘で栄えた金鉱の町です。山間にあるため起伏にとんでおり、階段や坂や小路が多く迷路のような町になっています。
そのため歩くのには楽しいのですがかなり疲れてしまいます。景色の良いレストランやカフェが多くありますので、食事やお茶をしながら休み休みまわってみてください。
B級グルメとお土産の基山街
入口をくぐると基山街という路地が続き、勾配のある通りに飲食店やお土産屋が軒を連ねています。
ほんとうに多くのお店があって、覗いてまわっていると楽しすぎてついつい時間を忘れてしまいます。
千と千尋の神隠しのモデル?
レトロでノスタルジックな町並みはアニメ映画「千と千尋の神隠し」のモデルなのでは?と噂になりました。
幻想的な赤い提灯と緑のコントラスト、和中折衷の建物は確かに世界観が似ていますね。日本の温泉街や古都にはありそうでない雰囲気です。
湯屋を連想させる建物や赤い提灯が見上げる限り続く光景は映画の世界に迷い込んだかのようです。
九份の景色で最も有名なのは阿妹茶酒館の周辺。この建物はレストランなのですが・・・湯婆婆の屋敷らしいです。商売上手ですね(笑)
阿妹茶酒館は長い階段の途中にありますが、皆立ち止まり写真を撮るため混雑でなかなか身動きがとれません。
九份はレトロな街並だけじゃない
九份はレトロな街並ばかりに目を奪われそうですが、実はとても風光明媚な場所にあります。
右手に見えているのは標高588mの基隆山で、いかにも山といった美しい形をしています。山道は整備されていて、九份からだと260m付近から登れるので往復2時間ほどでハイキングが楽しめます。
とはいえキツいところもありますので、それなりの準備はしていきましょう。天気がよければ山頂から台北市の台北101が見えますよ。
こちらは台湾で第2の規模を誇る基隆港を抱える基隆市方面です。
手前のオレンジ色の派手なお寺は聖明寺で、商売繁盛の神様である三国志で有名な関羽(関聖帝君)が祀られた関帝廟のひとつです。
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九份の行き方と帰り方
台北市内から九份までの一般的な交通手段はバスか電車のどちらかになります。
ここでは一番便利で簡単なバスでの行き方と帰り方を紹介します。バスは台北駅の出発ではなく忠考復興駅周辺のバス停です。所要時間は1時間半〜2時間ほどです。
九份の行き方
九份行きのバス停は「忠考復興駅」にあるSOGO前にあります。MRT板南線(青)か文湖線(茶)で「忠考復興駅」まで行き、どちらの路線からも2番出口に向かいます。
2番出口をでて右手に少し進むと九份行きのバス停があります。
九份経由の金爪石行き「1062」のバスに乗ります。運賃はEASYCARD(悠々カード)が使えますので、乗る時と降りる時の2回タッチします。
バス停「九份老街」で降ります。ほとんどの人がここで降りるので間違うことはないと思います。バス停から少し坂を登って行くとセブンイレブンが見えてきます。その右横が九份への入口です。
九份からの帰り方
来た時と同様に「九份老街」から乗りますが、バス停の位置は降りた場所とは異なりますので注意してください。帰りのバス停はセブンイレブンを右手に見ながら少し坂を登った場所にあります。
夜は観光客が一斉に帰るのでバスが大変込み合います。そのため満席でなかなか乗れず何本か待たなくてはいけないケースがあると思います。
バス停にはタクシーも多く待機していますので急ぐ場合には利用も考えて良いかもしれません。相乗りを勧めてきますので割勘で案外安く済みます。
バスに乗るとドライバーから透明のカードを渡されます。整理券のようなもので座席分だけカードがあり、なくると満席ということだと思います。
バスの到着地は行きと同じSOGO前となります。乗るときに渡された透明のカードをドライバーに返し、運賃を支払って降ります。
途中、胡椒餅で有名な饒河街観光夜市が近いMRT松山駅の5番出口付近に停車しますので、帰りに夜市を楽しみたい方はここで下車しましょう。
また終点のMRT忠考復興駅(SOGO前)までさらに20〜25分程度走りますので、MRT松山新店線(緑)沿いにホテルがある方もここで下車した方が便利です。
九份と周辺観光地
いつきても楽しい九份ですが、やはり幻想的な提灯が灯り始める夕暮れの少し前に訪れるのがベストだと思います。
九份周辺には日本統治時代の面影を残したノスタルジックな観光スポットが多くあります。明るいうちはそちらを散策をしてみて夕方から九份を観光をしてみてはいかがでしょうか。
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