平渓線 十份

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九份とセットで周遊する平渓線コース

 


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平渓(へいけい)線は炭田開発のために敷設された路線で、渓谷をゆっくりと走るローカル列車です。

 

 

沿線は九份と同じく日本統治時代の面影を色濃く残す炭鉱の町で、タイムスリップしたかのようなレトロな旅情を感じさせてくれます。

 

 

日中は平渓線の旅情を楽しみ、夕方前に九份を訪れれば効率的に周遊することができますよ。



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瑞芳駅から平渓線に乗る

 

平渓線に乗るためにはまず台北駅から瑞芳駅まで向かいます。台北駅からの所要時間は約60分。瑞芳駅への行き方と、瑞芳駅から九份への行き方は別記事で紹介しています。

 

九份周辺の起点となる瑞芳駅の行き方

 

瑞芳(ずいほう)駅

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瑞芳駅に到着したら一旦改札を出て、右奥の窓口で1日乗車券を購入します。料金は80元です。

 

 

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実は平渓線もEASYCARDが使用できるのですが、複数の駅を利用する場合は何度でも乗り降りできる1日乗車券を購入した方がお得です。旅の記念にもなりますね。

 

 

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裏面は平渓線の路線図になっていて親切です。正確には三貂嶺(さんちょうれい)駅までは宜蘭線で、三貂嶺駅から枝分かれして平渓線となります。

 

 

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1日乗車券を購入したら再び改札に向かいます。時刻表を見ると目的方面の菁桐方面行きは12:05に3番線から出発ですね。電車は1時間に1本程度ですので時間に合わせて沿線の駅を訪れてみましょう。

 

十份(しーふぇん)駅

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ランタンで有名な十份駅は瑞芳駅から4駅目。平渓線の沿線で一番活気のあるメイン駅です。

 

 

電車が到着すると次々とランタンが空に舞い上がっていく景色を見ることができます。写真のとおり建物に挟まれた沿道は多くの観光客で賑わっています。

 

 

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観光客で賑わっている場所、実はここ、道ではなく線路の上なんです。線路の両脇すれすれに飲食店やランタン屋が建ち並んでおり、電車が出発すると線路はほどなく歩行者天国に変わります。

 

 

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ランタンをあげるには、まずどの色にするか選びます。

 

 

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それぞれの色には金運や恋愛など意味があります。単色なら150元、複数色なら200元となります。単色のランタンが上がっているのはあまり見かけません。やっぱりみんな願い事が多いんですね。

 

 

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思い思いに願い事を書いていきます。見かける文字は日本語、中国語、韓国語が圧倒的に多いです。

 

 

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願いを書きあげたら、祈りを込めてランタンを空に上げます。

 

猴硐(ほうとん)駅

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ネコが好きな方、この駅はぜひ訪れてください。瑞芳駅から1駅目の猴硐駅は猫村で有名な町なんですよ。猴硐駅は宜蘭線と平渓線の2路線が止まるので30分に1本程度の頻度で列車が運行されます。

 

 

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駅に降りると見渡す限りどこもねこねこねこ。連絡通路で早速見つけました。いたるところに猫が隠れていますので探してみてください。

 

 

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猫カフェ?もたくさんありました。

 

 

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猫のエサも売っていて、「猫40食え?」と書いてあると思ったら「猫食40元」でした。

 

 

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茂みの中に隠れていた子。エサを差し出すと美味しそうにお召あがりになられていました。

 

菁桐(ちんとん)駅

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平渓線の終点が菁桐駅です。到着した列車は10〜15分ほど停車したあと折り返していきます。急ぎの場合はこの停車時間を利用し駅周辺をさっと見てまわれば時間を有効に使えます。

 

 

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駅舎は和風の木造建築での昭和6年に建てられたものだそうです。

 

 

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駅前は昭和を彷彿させるようなノスタルジックな路地お土産屋が並んでいます。

 

平渓線だけじゃない

 

平渓線はところどころで昭和初期の懐かしさを感じられる列車の旅でした。異国で味わう昭和の感覚はなんとも不思議な感じがします。

 

 

九份を含めその周辺には、日本人が多く働いていた製錬所や金鉱山など昭和初期のノスタルジーを感じることができるスポットが点在しています。ぜひ九份とあわせて訪れてみてください。

 

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台湾 台北郊外

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