世界遺産アンコール遺跡群のまわり方
世界遺産に登録されているアンコール遺跡群は、9世紀初頭から15世紀前半にかけて栄えたクメール(アンコール)王朝の首都跡です。
そのなかでも特に有名なのは「アンコール・ワット」ですよね。しかし見所は「アンコール・ワット」だけではありません。「アンコール・トム」や「タ・プローム」など周辺の遺跡も個性豊かで見所は盛りだくさんです。
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アンコールパス
アンコール遺跡群をまわるには事前にチケットを購入しなくてはいけません。チケットは一度渡して終わりではなく、遺跡群の敷地内に入る時、遺跡内に入るときに提示を求められますので常に身につけておいてください。忘れたり無くした場合は遺跡に入ることができず買い直さなくてはいけません。
チケット売り場は移転し遺跡入り口付近では購入できなくなりました。久しぶりにアンコールワットを訪れる方はご注意ください。建物は清潔でブースも多くあるのでほとんど待つことはありません。
チケットは1日券、3日券、7日件があります。チケットは写真入りとなりますが写真の用意は不要です。購入時に窓口のカメラに向かって一瞬で撮影は終わり。運転免許証の撮影よりも早いのですぐに出来あがりますよ。
チケット料金は2017年2月より値上げとなります。
1日券・・・$37
3日券・・・$62(10日間有効)
7日券・・・$72(1ヶ月有効)
郊外の人気遺跡である「ベン・メリア」などはこのチケットは使えず、別途入場料が掛かりますのでご注意ください。
交通手段
ツアーを利用しない場合、主な交通手段はトゥクトゥクになると思います。
トゥクトゥクはバイクの後ろに座席を連結したものです。とにかく揺れます(時に跳ねます)のでしっかり掴まっていてください。
主要道路は概ね舗装されていますが、尋常ではないほど砂ぼこりがすごい時もあります。タオルかマスクなど鼻と口を覆えるモノを持っていくことをお勧めします。
ホテルなどに戻ってくると大抵のドライバーは明日の予定を聞いてきます。もしそのドライバーが気に入ったなら翌日でも別の日でもお願いしたほうがいいです。
新しいドライバーよりお互い勝手もわかりますし、多少のわがままも聞いてくれます。彼らはルーズではなくきちんと指定した時間に来てくれますよ。
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効率的なまわり方
アンコール遺跡群の3大定番スポットは「アンコール・ワット」、「アンコール・トム」、「タ・プローム」です。この定番スポットをまわるルートのほか、効率的に遺跡をまわれるルートを紹介します。
それぞれ1日でまわれるルートとなっています。滞在期間に合わせ郊外のスポットと組み合わせてみてください。
定番ルート
早朝は「アンコール・ワット」でサンライズを鑑賞します。大変混み合いますので、良い場所で見たい場合は早めに到着しておくようにしましょう。
鑑賞後は一旦ホテルに戻り朝食をとります。明け方は必要なかった帽子やタオルなど、熱中症や紫外線対策をしっかりとしてから再度出発です。
午前中は「アンコール・ワット」が逆光となるため、先に「アンコール・トム」に向かうことをお勧めします。「アンコール・トム」は敷地が広く見所も多いのでしっかり見てまわると3〜4時間はかかります。
「アンコール・トム」の鑑賞を終えたら「勝利の門」から出て「タ・プローム」に向かいます。定番遺跡の中では一番小ぶりですので1〜1時間半程度あれば十分です。
最後に順光となっている「アンコール・ワット」に向かいます。「アンコール・ワット」は「アンコール・トム」ほど広くはないので2〜2時間半ほどあればじっくり見てまわれます。
逆光になっても構わないのであれば、午前中に「アンコール・ワット」、午後に「アンコール・トム」とまわれば他の観光客の流れと逆になるので多少は混雑が和らぎます。
小回りルート
「アンコール・ワット」や「アンコール・トム」近隣の遺跡をまわります。定番ルートの道中にありますので、定番ルートに併せて気になる遺跡だけチョイスしてまわるのも良いかもしれません。
大回りルート
「アンコール・トム」の北大門から抜けて時計回りにぐるりと大回りします。ラストは「プレ・ループ」か「スラ・スラン」で夕日を眺めて1日を締めくくれるルートです。
シャムリアップ郊外の遺跡
郊外にも「ベン・メリア」や「プレア・ヴィヘア」など「アンコール・ワット」などに負けず劣らずの見所満載な遺跡が沢山あります。時間が許せばぜひ行ってみてください。
シェムリアップ周辺はまだまだ道路事情がよくないので、距離の割りには時間がかかり片道1〜4時間ほどとなってしまいます。トゥクトゥクで行ける距離はチケットが使える範囲である「バンテアイ・スレイ」あたりが限界で、基本的には車をチャーターするかツアー参加が安心かと思います。
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