アンコールワット

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カンボジアのシンボル アンコール・ワット

 


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カンボジアのシンボルであるアンコール・ワット。その存在は日本にとっての富士山のようなもので、とてもとても大切な寺院なのだそうです。その大切にされっぷりは1993年に制定されたカンボジア国旗の中心にも描かれちゃうほどです。

 

 

東西1500m、南北1300、幅190mの環濠に囲まれた建築物はまるで城郭のような構えですが、ヒンドゥー教寺院であり純粋な宗教施設です。



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アンコール・ワットの歴史

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アンコール・ワットは12世紀にクメール(アンコール)王朝のスーリヤヴァルマン2世によって30年の歳月をかけ建立されます。当時のクメール王朝は最盛期を誇っており、その勢力は現在のラオス、タイとベトナムの一部にまで及んでいました。

 

 

しかし強大な王朝も次第に衰退していき、やがて15世紀になるとタイのアユタヤ王朝によってアンコールの地を奪われてしまいます。この時にアンコール遺跡群は置き捨てられ、この美しいアンコール・ワットも深いジャングルに埋もれしばし眠りにつきます。

 

アンコール・ワットを見てみる

アンコール・ワットは内から見ても外から見ても圧巻の美しさです。特に外から見るアンコール・ワットのシルエットはまさにカンボジアの宝といえる神秘さを放っています。

 

アンコール・ワットの内部

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アンコール・ワットの聖域である第三回廊は入ることができます。

 

 

入場制限がされており、降りてきた人数だけ登れるシステムになっています。長ければ30分待ちとちょっとしたアトラクション並みです。

 

 

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アンコール・ワットの第一回廊はレリーフで埋め尽くされています。東面には「乳海攪拌(にゅうかいかくはん)」というヒンドゥー教の天地創造の神話が描かれています。まるで綱引きをしているような場面ですね。

 

 

昔の神々はどうやら不老不死ではなかったそうです。そこで最高神である「ヴィシュヌ」に相談したところ、どうやら「アムリタ」という飲み物を飲めば不老不死になれるということでした。では「アムリタ」の作り方を見てみましょう。

 

 

まず様々な植物や種を用意し海に入れます。次に巨大な亀の背に大マンダラ山を乗せナーガ(大蛇)をしっかり巻き付けましょう。巻き付けてたナーガを両側から引っ張りあい大マンダラ山を回転させ海を1000年間よくかき混ぜます。

 

 

その間に太陽やら月やらが生まれ、最後に「アムタリ」が湧き出てできあがり。神々は「アムリタ」を飲んで不老不死となり新世界の始まりです。

 

アンコール・ワットの朝日

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絶対に見ておきたいアンコール・ワットの朝日は早朝から多くの人で賑わいます。ベストポジションで見たければ早起きをして日の出の1時間半〜2時間前には到着しておきましょう。暗闇の中を歩きますので懐中電灯をは必須です。

 

鑑賞ポイント1:北の聖地前

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一番のおすすめポイントは北の聖地前です。逆さアンコールワットのシルエットが映る水面に朝日が入り込み神秘さを際立たせてくれます。

 

鑑賞ポイント2: 中央西塔門脇

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広い草原に昇る朝日がアンコール・ワットを一層壮大な印象にし、まるで当時にタイムスリップしたかのような感覚になります。この辺りは人もまばらなのでのんびり鑑賞したい方にはおすすめです。

 

空から眺めるアンコール・ワット

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アンコール・ワットは気球に乗り空からも眺めることができます。気球の乗り場はアンコール・ワットの入口からトゥクトゥクで2〜3分ほど走ると見えてきます。

 

 

料金は$20ドル(2017年現在)で上空から朝日や夕焼けも見ることができます。

 

 

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気球といってもフワフワと浮かぶ熱気球ではなくワイヤに繋がれたバルーンです。スルスルと高度約120mまで上昇していきます。

 

 

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アンコール・ワットを取り巻くジャングルの大パノラマです。当時の王でさえこの贅沢な景色は見ることができなかったでしょう。

 

 

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双眼鏡やカメラのズームでを使えばより立体的なアンコール・ワットを見ることができます。



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