ボロブドゥール遺跡サンライズツアーに参加してみた
ボロブドゥール遺跡の朝日はとても幻想的。アメリカCNNが発表する「死ぬまでに見たい27の絶景」で、なんとボロブドゥール遺跡のサンライズが1位に選ばれたこともあるのです。
せっかくボロブドゥール遺跡を訪れるのであれば日中の見学だけでは勿体ない。ぜひ世界一にも選ばれたサンライズも見に行きましょう!
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サンライズツアー参加が必須
ボロブドゥールの朝日を見るためには必ずサンライズツアーに参加しなくてはなりません。ボロブドゥールのオープン時間は6時からですが、このツアーに参加するとそれ以前の4時半すぎに遺跡内に入ることができるためです。
ツアーの出発地はボロブドゥール遺跡内に唯一あるホテル、マノハラホテルになります。ツアー自体はマノハラホテルの宿泊客以外でも参加できますが、4時半出発に間に合うためには相当の早起きが必要です。
サンライズツアー前夜
マノハラホテルのチェックイン時にサンライズツアーに参加するか聞かれました。もちろんそのつもり。むしろそのためにここまで来たのだよ!
ツアーの予約をしてモーニングコールも頼みます。参加費はマノハラホテルの宿泊客が250,000ルピア、それ以外は400,000ルピア。宿泊客はチェックアウト時に精算です。
ホテル内のレストランで夕食をすませ、夜は早めに就寝。すると外からものすごい音。雨の音しか聞こえないほどの土砂降り・・・明日大丈夫かな。
ボロブドゥール遺跡に向かう
朝4時にモーニングコールで目をさまし、4時半少し前にロビーに集合。
集合、って誰もいませんが・・・。ほんとうに人っ子一人いません。不安になりながらフロントに向かいます。
フロントで胸に貼るシール、チケット、懐中電灯の3点セットを渡されました。
集合場所はここでいいみたい。そのうちパラパラと5〜6人が集まりホッとします。ロビーでくつろいでいると係の人がやってきました。出発時間です。こんなに少ないものかと思いながらいざ出発!
係の人に連れられ外に出ます。外はまだ真っ暗。
ん?おおお、月がきれいに出てるじゃないか!ひとまず雨の心配はなさそうで安心です。
係の人はホテルの敷地を出ると手を振ってお見送り。え?連れて行ってくれないの?
案内人もなくツアー客だけの心もとないグループで懐中電灯の明かりを頼りに進んで行きます。
暗闇の中の遺跡、いやいや怖すぎでしょ・・・笑。もう魔王の城に乗り込む雰囲気。絶対に一人じゃこれないな。
ゲート前でチケットを渡し、カバンを持っている場合は手荷物検査を受けます。気がつくとマノハラホテルの宿泊者以外の参加者も合流してきました。
みんな早足です。ベストポジション争いでしょうか。負けじと雨に濡れた足元に気をつけながら急な階段をノンストップで一番上まで登りきりました。息が・・・切れます・・・。
いよいよ!サンライズ!
頂上周辺に到着すると、みな思い思いにベストポジションを探して夜明けを待ちます。
地平線のあたりは曇っていますね。はたして朝日は見れるのか。
静かで透きとおった青い空気に包まれたジャングルと朝靄が美しい。
雲の切れ目が徐々に光りだしてきました。空の上の方には雲はないようです。これは見れます。いよいよです。
出た!太陽が顔を出してくれました!これです!この朝日を見に来たんです!
光が一瞬で景色に行き渡り朝靄がピンク色に変わります。見慣れぬファンタージの世界のような非日常的な空間。やっぱり旅っていいなあ。
サンライズを見終えたらすぐ退散
感動の朝日を見終えたら込み合う前に早めに退散。
6時の一般オープン時間になると続々と人が増えて行きます。
ホテルに戻るとお菓子と紅茶・コーヒーのサービスがあります。
マノハラホテルの庭でボロブドゥール遺跡を眺めながらしばし休憩。
運動後の爽やかで贅沢なひとときです。
フロントに懐中電灯を返しに行くとツアー参加の記念品をくれました。さて、部屋に戻ってチェックアウトまで一眠りしよう。
おつかれさまでした!おやすみなさい!
マノハラホテル
マノハラホテルはボロブドゥール遺跡内にある唯一のホテルです。空港からはタクシーで約90分。
サンライズツアーに参加するならマノハラホテルに泊まるのが一番楽です。
メリットは朝4時まで寝ていられること、入場料が宿泊費に含まれているのでサンライズツアー参加費が安いこと、開場時間内であれば何度でも出入りできること、そして最後にツアー後すぐにベッドに飛び込めること!
ボロブドゥール遺跡から眺めたマノハラホテルです。本当に近いのがよくわかると思います。
宿泊客は何度でも出入りできるので独り占め感覚。プライベート遺跡です。サンライズだけでなく、ゆっくりとボロブドゥール遺跡を見てまわりたい方にもおすすめのホテルですよ。
別記事でもマノハラホテルの紹介をしています。
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