パワースポットと占い横丁の行天宮エリア
行天宮エリアには台湾屈指の強力なパワースポットといわれる行天宮と、多くの占い師が集まる占い横丁があります。
「パワースポット」に「占い」というキーワードに期待が膨らみ、ついついテンションがあがってしまいますね。
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パワースポット行天宮
人生の道しるべを授けてくれるパワースポット。行天宮は神様にその方向性を示してもらえる場所です。
行天宮は多い日には2万人が訪れる関帝廟です。関帝廟とは三国志時代の蜀の将軍である関羽を祀った廟(神殿・寺院)のことで、本尊である關聖帝君のほか関羽の息子や家臣も神として祀られています。
関羽は商売の神様としてとても深い信仰を集めており、商売繁盛や仕事の成功を願う人々が熱心に祈りを捧げています。
なぜ武人の関羽が商売の神様?
なぜ武人である関羽が商売繁盛の神様となったのでしょうか。そのルーツは塩の販売権益で明から清の時代に絶大な力を誇っていた山西商人にあります。
彼らは商売をするうえで一番大切なものは信頼関係と考えていました。そこで義の人であった関羽を商売の神様として崇めたのです。やがて山西商人の成功を見た他の商人たちも同じように信頼を大切にし、関羽を商売の神として奉るようになっていったのです。
供に助け合うという考えが関羽信仰を生み出し今でも人々の心の依りどころとなっているのですね。また商売繁盛だけでなく、学業や家内安全などあらゆることにご利益がある万能の神でもあります。
お参りの作法
まずお線香に火をつけ・・・、といきたいところですが行天宮にはお寺に付き物のお線香はありません。環境保護のため禁止としているそうです。お参りのは三跪九叩(さんききゅうこう)という作法でおこないます。
①台の前に立ち手を合わせる
②両膝をつく
③額と手のひらをつけ拝礼を3回繰り返す。
手をつく時に手のひらの向きは女性は上、男性は下となるので間違えないように気をつけましょう。これは「陰と陽」の考え方に基づいています。
①〜③を3回繰り返すことで3回膝をつき9回額をつけることから三跪九叩と呼ばれます。文章だけじゃよくわからない!という時は「行天宮」と書かれた青い服を着た人に聞いてみましょう。丁寧に教えてくれますよ。
おみくじの引き方
おみくじを引くためには少し根気がいります。まずは神様に名前、住所、生年月日、願い事を告げ、おみくじを引いていいかお伺いをたてなくてはならないのです。
擲杯と呼ばれる三日月の木片を投げその組み合わせで引いてよいか決まります。表と裏なら「Yes」、表と表なら「No」、裏と裏なら「判断不可」です。「Yes」がでるまで繰り返します。
「Yes」が出たら次は竹棒を引きます。竹棒には番号が書いてあり、この番号のおみくじを引くことになります。
しかし簡単には引かせてはくれません。今度はこの番号でよいか再び擲杯で判断を仰ぎます。「No」が出たら竹棒を引きなおし擲杯を投げ・・・を繰り返します。「Yes」が出たらようやくおみくじを引くことができます。
魂を呼び戻す収驚
収驚(しょうじん)とはお祓いの一種です。人間は強いショックを受けると魂が抜け心身ともに不健康な状態になり運気が下がると言われています。そこで抜けてしまった魂を呼び戻し心身を健康にさせ運気を上昇させるのです。
収驚を受けるときはお喋りをしたりスマホを触ったりせず整然と並びましょう。順番が来たら名前を伝えます。中国語で発音をしなければいけないので、難しい場合は紙に書いておいたものを渡せば大丈夫です。
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占い横丁
行天宮に向かう途中に見えてくる地下道に占い横丁(松江路命理街)があります。道路を挟んで左右の地下道には多くのブースが並び様々な種類の占いを受けることができます。
半分程度の占い師は日本語を話せるので言葉の心配もいりません。ぜひ本場の占いを試してみましょう。
行天宮と占い横丁の行き方
行天宮の行き方
行天宮駅で下車し3番出口へ。3番出口を出たら右方向にまっすぐ徒歩3〜4分。
占い横丁の行き方
行天宮駅で下車し3番出口へ。3番出口を出たら右方向にまっすぐ進むと「松江路命理街」と書いてある地下街入口があるので階段を降りる。
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