50,000ルピアのお寺? ウルン・ダヌ・ブラタン寺院
ブラタン湖に浮かぶ11層のメル(多重塔)が美しいウルン・ダヌ・ブラタン寺院には、湖の女神デヴィ・ダヌをはじめ10体の神様が祀られています。
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院が建立されたのは1634年のこと。バリで最も美しいといわれるタマン・アユン寺院を建立したメングウィ王国によって建てられたものです。
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本殿は大きい方じゃない
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院の中心は印象的な11層のメルと思いがちですが、実は隣の小島にある3層のメルが本殿。お互いの島は橋で繋がれており、祭事などは小さい本殿でおこなわれます。
またウルン・ダヌ・ブラタン寺院はいくつかの寺院が集まった総称で、11層と3層のメルがあるのはリンガ・ペタック寺院という名前だそうです。
2人の女神
11層のメル側には2人の女神が祀られています。右側が湖の女神ダウィ・ダヌ、左側が水の女神ダウィ・サチ。バリでは右の方が格式が高いそうなので、ダウィ・ダヌの方がより上位の女神ということになります。
湖の女神と聞くと「あなたの落としたのは金の・・・それとも・・・」というシーンがふい頭に浮かんできましたが、あのお話はダウィ・ダヌではなくイソップ寓話でしたね。
ちなみにこの2人の女神はキンタマーニのバトゥール湖に建つウルン・ダヌ・バトゥール寺院にも祀られています。
50,000ルピア紙幣の寺院
両替をして50,000ルピア札を手にしたらぜひ絵柄を見てみてください。
写真と同じ構図のウルン・ダヌ・ブラタン寺院の姿があるはず。湖に浮かぶ印象的な11層のメルの姿は紙幣に描かれるほどシンボリックなのです。
お勧めは雨季(11月〜3月)の朝
湖畔の風光明媚な寺院なのでのんびりしたいところですが、定番の観光地だけあって日中は大変混み合っています。お勧めは団体ツアー客が来る前の日の出の頃。それも雨季の朝がお勧めです。
水位が増した湖上に朝靄をまとったメル。そのメルに朝日が差し込み赤みをおびた姿は幻想的な美しさですよ。
また標高1200mに位置しているので常夏の島といえ涼しい日もあります。朝方に訪れるのであれば上着を用意しておいた方が良いかもしれません。
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院の行き方
車でウブドから1時間半〜2時間、クタから2時間半〜3時間。入場料は大人30,000ルピア、子供15,000ルピア。営業時間は24時間ですがニュピなどの特別な日は休業日となります。
ウルン・ダヌ・ブラタン寺院の近くにはバリ植物園がありますので、お時間があればぜひ訪れてみてください。
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