衛兵交代式 忠烈祠

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儀仗隊(衛兵)交代式の忠烈祠が有名な圓山エリア

 


忠烈祠

 

台北市街北部の圓山周辺は基隆河が流れる緑豊かなエリアです。

 

 

かつて靖国神社である忠烈祠(ちゅうれつし)、儒教で有名な孔子廟(こうしびょう)、台北三大廟のひとつ保安宮(ほあんぐう)などがあります。



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忠烈祠

 

忠烈祠といえばなんといっても儀仗隊交代式。台北に来たなら必見です。

 

 

交代式は3月29日の青年節と9月3日の軍人節の前日と当日半日、悪天候の日を除けば毎日1時間おきに行われますので、ぜひ見に行きましょう!

 

儀仗隊はエリート部隊

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儀仗隊の衛兵は陸・海・空軍から選抜されたエリート達。選抜基準は身長180cm以上で品行方正にして容姿端麗なのだそう。その凛々しい姿にこれはもう、惚れてしまいます!

 

 

緑の制服は陸軍、白い制服(冬は黒)は海軍、青い制服は空軍です。といっても各軍の混成ではありません。半年の持ち回りで陸軍、海軍、空軍と交代していきます。

 

まるで機械仕掛けのお人形

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交代式が始まると隊長を先頭にこれから任務に就く4名、計5名の隊列で大殿に向かって行進していきます。

 

 

その行進はまるで機械仕掛けの人形のような独特の動き。足を振り上げ叩くように落とす。靴には仕掛けがあり足が地面につくと金属がぶつかり合う音が響き渡ります。大門から大殿にまっすぐ続く茶色の線は儀仗隊の行進の跡なのです。

 

 

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大殿に到着すると隊長に引き連れられた4名のうち2名が交代し新たに任務に就きます。任務を終えた2名を加え、再び5名の隊列で次は大門に立つ2名の交代に向かいます。

 

そして本当にお人形になった

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交代を終え任務に就くと彼らは微動だにしません。汗が垂れてくると世話役が拭き、風で着衣が乱れるとこれも世話役が直します。とにかく何があろうと絶対動かず、まるで制服を身にまとったマネキンのようです。

 

 

そして動かざること1時間。次の交代式によってようやく彼らは動くことを許されます。もちろんただお飾りではなく警固兵ですので、ルールを破るようなことすれば阻止されます。

 

 

儀仗隊の交代式は忠烈祠だけではなく中正紀念堂でも行われています。

 

激動の歴史が残る台北駅周辺の城内エリア



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孔子廟

孔子廟

 

孔子廟はその名のとおり儒教の創始者で有名な孔子を祀っています。日本で学問の神様といえば天満宮でおなじみの菅原道真ですが、中華圏の台湾では孔子が学問の神様です。

 

孔子は世界三大聖人

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孔子は紀元前500年頃、春秋時代の人で思想家でもあり哲学者でもありました。

 

 

身長は9尺6寸(216cm)もあったそうです。バスケやの選手ならそのくらいはあるので、たんなる伝説ではなく案外真実かもしれません。しかし孔子が凄いのは身長ではありません。儒教という思想を体系化した始祖で、なんと釈迦やキリストと並ぶ世界三大聖人に数えられるほど偉大な人なのです。

 

 

大成殿には孔子と弟子の位牌が祀られ、壁には蒋介石が筆をとった「有教無類」の額が飾られています。

 

 

「有教無類(ゆうきょうむるい)」とは孔子の言葉で論語の一節です。「人はの性分は生まれた時から差があるわけではなく、教え次第でいかようにもなる」と言う意味。なので孔子は学びたい者には分け隔てなく教育を施したそうです。

 

 

保安宮

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保安宮は龍山寺、清水祖師廟と並ぶ台北三大廟のひとつ。

 

 

無病息災と長寿の神様で、実在したお医者さんが保生大帝として祀られています。1742年に建立された保安宮には当時蔓延していた疫病の鎮静の願いが込められていました。

 

 

圓山エリアの行き方

起点はすべてMRT淡水線の「圓山駅」となります。

 

 

【忠烈祠】

2番出口近くのタクシー乗り場。タクシーで約10分。

 

【孔子廟】

2番出口から庫倫街を進む。大龍街を右折。

 

【保安宮】

2番出口から庫倫街を進む。大龍街を右折し進む。哈密街を左折しすぐ。



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台湾 台北

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