ブサキ寺院

sayasaya

バリ・ヒンドゥー教の総本山 ブサキ寺院

 


besakih01

 

バリ島東部にそびえ立つ標高3142mの霊峰アグン山。その中腹にはバリ・ヒンドゥー教の総本山であるブサキ寺院が位置しています。

 

 

バリ島内には1万以上もの寺院があるといわれており、その総本山なのですからバリ島での地位と権威は最も高いと言えるでしょう。バリ・ヒンドゥー教徒にとっては聖地であり毎日多くの信者がブサキ寺院を訪れ熱心に祈りを捧げています。



スポンサーリンク

 

 

 

多くの寺院が集まる複合寺院

besakih02

 

実はブサキ寺院は特定の寺院を指すのではなく30以上もの寺院が集まった複合寺院の総称なのです。大小さまざまな寺院が立ち並び、敷地内の中心部にはヒンドゥー教の3大神が祀られています。

 

 

ブサキ寺院の中心寺院であるプナタラン・アグン寺院には破壊神シヴァ、その南西のキドゥリン・クレテッ寺院には創造神ブラフマ、北西のバトゥ・マデッ寺院には繁栄神ヴィシュヌが祀られています。

 

世界遺産になれないんじゃない!ならないんだ!

 

besakih03

 

バリ・ヒンドゥー教の総本山というスゴい肩書きを持つブサキ寺院ですが意外なことに世界遺産ではありません。

 

 

インドネシア政府もブサキ寺院を世界遺産にしたくてしたくて堪らなく、3回も世界遺産の候補リストに載せようとしました。しかしその度にブサキ寺院側が猛烈に待ったをかけるのです。

 

 

その理由は世界遺産になってしまうと様々な制約ができてしまい信仰の妨げになってしまうからだとか。なんとも信心深い、まさに神対応です。

 

 

世界遺産になれりたくてもなれない遺跡や寺院が多いなか、信仰のためにあえてならないこの寺院こそ本当の価値があるように思えます。

 

だけど悪名の高いブサキ寺院

besakih04

 

信仰心が強いブサキ寺院なのですが、観光客にとってはトラブルの多い寺院となってしまっています。信仰のため異教徒である観光客を排斥しようとしている、という宗教的な理由ではありません。

 

 

ツアーのガイドは寺院内に同行できず法外な値段でローカルガイドを斡旋され、ガイドがいなければ寺院をまわれないと言われたり、ありえないお値段でお供え物を押し売りされたりと世俗的な理由で評判がよくないのです。

 

 

しかしながらその状況も徐々に改善されてきていると聞きます。ツアーのガイドは相変わらず同行できなかったり、レンタルサロン代はやはり高いと感じたのですが、それ以外には特にトラブルに遭うことはありませんでした(2017年現在)。

 

 

せっかくの素晴らしい寺院なのですから悪名を返上してもらいたいものです。もちろんそのためには旅行者側もルールとマナーは守ることも忘れてはいけませんね。

 

ブサキ寺院の行き方

車でウブドから約1時間、クタから約2時間。

 

 

参観時間は8:00〜18:00。サロン必須。



スポンサーリンク

 

インドネシア バリ

この記事に関連する記事一覧

TOPへ戻る