琉球王朝時代の宮廷料理を味わえるお店 富久屋
首里の住宅街にポツンとある富久屋(ふくや)。
昔ながらの琉球料理、しかも琉球王朝時代の宮廷料理を味わうことができるお店です。
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アクセスと場所
最寄駅はゆいレール儀保駅で徒歩約10分ですが、住宅街にあるため場所はかなり分かりにくいです。
儀保駅南口の階段を下りたらUターンし直進。最初の交差点(儀保)を左折しまっすぐ進みます。
しばらく進んで来ると大通りは右に曲がっていきますが、そちらには行かず左側の細い道をまっすぐ進みます。
まっすぐ進んで来ると小川があり、小川を越えると勾配のキツイ坂がしばらく続きます。坂を上りきりさらに進むと左手に駐車場があります。
駐車場の向こうに富久屋の文字が見えました!というわけで駐車場を突っ切ります。柵を超えたら右手の細い道を進むと左手にお店の入口があります。
なお首里駅からだと1.5倍くらいの距離がありますが平坦な道のりです。坂がきつい方は首里駅から行かれても良いと思います。
メニュー
むじぬ・・・汁?いなむどぅち・・・?んむわかしー、「ん」で始まる料理見つけた!
というわけで注文しようにも何が何の料理かさっぱりわかりません。店員さんに聞くと写真を見せてくれました。
写真上がむじぬ汁。むじぬの「ムジ」とは田芋の茎(ズイキ)のことだそう。赤味噌に田芋の茎、田芋、島豆腐、三枚肉が入っています。
田芋は親芋のまわりに子芋がたくさんなることから子孫繁栄を象徴する縁起の良い食材。そのためむじぬ汁はお祝いごとのめでたい席で食べる料理なのだそうです。
写真下がいなむどぅち。こちらも汁料理で白味噌に豚肉、かまぼこ、しいたけなどが入ったもの。むじぬ汁と同様にお祝い料理で正月などに欠かせない料理だそうです。
写真を見ながら悩みましたが、結局むじぬ汁定食を頼んでみました。
ムジは独特の食感、田芋は粘り気があって里芋に近い感じ。琉球王朝時代には貴重な高級食材だったそうです。
こちらも田芋を使った一品でどぅるわかしー。田芋を煮ている様子が泥を沸かしているみたいだから「泥沸かし=どぅるわかしー」なんだとか。
見た目デザートなので芋ペーストのお菓子みたいな感じかな?と思って食べてみると初めての食感。お団子のようなおやきのような、とにかく美味しく不思議な味でした。
定食にはどぅるわかしーのほかにも、イリチー、紅白なます、ビラガラマチ、ジーマーミ豆腐などの小鉢がたくさんついてきます。
こうして琉球王朝の宮廷料理を前にすると、琉球時代のどこかお城かお屋敷で酒宴の席に招かれたような感覚になりますね。
店舗情報
店名:
富久屋(ふくや)
住所:
沖縄県那覇市首里当蔵1-14
電話番号:
098-884-4201
営業時間:
昼の部
11:30〜15:00(ラストオーダー14:30)
夜の部
18:00〜22:00(ラストオーダー21:00)
定休日:
火曜日、木曜日の夜の部
支払方法:
現金のみ
駐車場:
2台
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