古情緒あふれる街並が広がる龍山寺エリア
萬華地区と呼ばれるこのエリアは淡水河の港として古くから開かれた土地で、この辺りから台北の街は広がっていきました。
パワースポットの龍山寺を中心に今でもレンガ作りの古情緒あふれる街並が広がります。
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龍山寺
龍山寺は行天宮と並ぶ最強のパワースポットで台北で最も古いお寺です。
清朝時代の1738年に福建省から渡来した漢民族の心の依りどころとして建立されました。入口と出口は決まっていて、入口は右の「龍門」、出口は左の「虎門」です。間違えないように気をつけて下さい。
龍山寺は本殿を中心として回の字の作りとなっています。本殿には仏教の神々、後殿には道教の神々が祀られておりなんと100以上の神がおられます。お寺の中心に鎮座するご本尊は観音菩薩です。
第二次世界大戦終戦間近の5月に台北は空襲を受けました。中心部の爆撃は凄まじく、龍山寺も被害を受け本殿や左殿も破壊されてしまいました。しかし観音菩薩は傷一つなく無事だったのです。このことが人々の信仰をより一層深いものにしていきました。
後殿には恋愛の神様である月下老君、商売の神である関帝聖君などが祀られています。
青山宮
1854年建立の青山宮には青山王が祀られています。
青山王とは三国志時代の呉の将軍、張滾もしくは張悃のことらしいのですが、マンガ三国志全60巻を読破しても登場しません、多分。別名を霊安尊王といい疫病を鎮める神様です。
清水祖師廟
清水祖師廟は龍山寺、保安宮とともに台北三大廟のひとつ。
台北三大!にしては拍子抜けするほど小さく感じる寺院です。しかし1787の建立と歴史のあるお寺で、日本統治時代は校舎としての役目も果たしていました。
剥皮寮
レンガ造りのレトロな一画である剥皮寮。清朝時代から日本統治時代までの歴史を刻む保存区です。
それにしても剥皮寮というネームング。なにか恐ろしい歴史を想像してしまいますね。でも安心してください。実際は木の皮を剥ぎ紙に加工していたことに由来するそうです。
レンガにはどこかでお会いしたことがある方が描かれていますので探してみてください。
開運命理街
龍山寺にも行天宮と同じく、地下に開運命理街という占い街があります。
行天宮の「占い横丁」は占いしかない地下路地で、その名のとおり横丁という雰囲気です。開運命理街は買い物もできる地下街にありますので少し明るめの雰囲気です。それにしても驚くほど日本語OKな占いが多いです。
龍山寺エリアの行き方
起点はすべてMRT板南線の龍山寺駅になります。
【龍山寺】
1番出口を出て右方面にまっすぐ徒歩3〜4分。
【靑山宮】
龍山寺駅下車。1番出口を出て右方面にまっすぐ徒歩約10分。貴陽街二段を左折しすぐ。
【清水祖師廟】
3番出口を出て右方面に歩き康定路を右折。まっすぐ徒歩約10分。
【剥皮寮】
3番出口を出て右方面に歩き康定路を右折。まっすぐ徒3〜4分。
【開運命理街】
1・2番出口方面の改札をぬけ左手の龍山寺地下街内。4・5出入口付近。
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