コーケー遺跡

sayasaya

わずか16年で消えた幻の王都 コー・ケー遺跡群

 


prasat-thom01

 

コー・ケー遺跡群はシェムリアップから2時間半〜3時間ほどかかります。そのうえ遺跡の数が意外に多くそれぞれが広い範囲に点在しており、すべて見てまわろうとすると駆け足でもまる1日はかかってしまいます。

 

 

ツアーでは必見の遺跡のみまわりますので、効率的に見たければツアー、じっくり見たければ車のチャータが良いと思います。またアンコールパスは使えず入場料が10$必要となります(2017年現在)。

 

 

なおコー・ケー遺跡はアンコール遺跡群などに比べそれほど整備が進んでいません。見学ルートは地雷の撤去がされており安全ですが、それ以外の敷地は危険ですので絶対に入り込まないでください。

 

世界遺産アンコール遺跡群のまわり方



スポンサーリンク

 

 

 

儚く消えた王都

アンコール王朝7代目の王であるジャヤヴァルマン4世は即位すると王都をヤショーダラプラからコー・ケーに遷します。シェムリップから約100kmも離れたコー・ケーの地に遷都したのは、ジャヤヴァルマン4世がこの地方の領主だったためといわれています。

 

 

しかしこの王都は長続きしません。ジャヤヴァルマン4世の子、8代目の王ハルジャヤヴァルマン2世が即位からわずか2年で崩御すると、王都は再びヤショーダラプラに戻されたのです。

 

 

およそ600年も続いたアンコール王朝のなかで、ほんの16年で消えた幻の王都コー・ケーはその後表舞台に現れることはなく忘れ去られてしまいます。

 

プラサット・トム

prasat-thom02

 

コー・ケー遺跡群の中で最大の規模かつ最も有名な寺院。時間がない場合はここだけ訪れてください。敷地には祠堂や柱など多くの建物跡が残っておりその規模の大きさをうかがい知ることができます。

 

 

prasat-thom03

 

倒壊した建物を眺めながら通路を進んで行くと、視界が開けひときわ目を引くプランと呼ばれる7段のピラミッドが現れます。断層に生い茂る草が打ち捨てられた感を演出しています。

 

 

prasat-thom04

 

プランは2014年から頂上に登ることができるようになりました。正面の階段ではなく側面に整備された木製の階段で上っていきます。けっこうな段数があり頂上につくとヘトヘトですよ。

 

 

がんばって階段を上ったご褒美には見渡す限りジャングルが広がる景色が用意されています。頂上から眺めて見るとほんとうにジャングルの中にポツンとあるんだなと実感してしまいます。

 

プラサット・プラム

prasat-pram03

 

プラサット・プラムは「5つの寺院」の意味で、「タ・プローム」のように血管のような樹々の根が建物を飲み込んでいます。

 

 

prasat-pram02

 

レンガ造りだからなのか廃墟的な感じはなく、なんとなくメルヘンチックでおとぎの国にありそうな雰囲気がありますね。



スポンサーリンク

 

カンボジア

この記事に関連する記事一覧

TOPへ戻る