横たわる巨大仏像がいるバンコク3大寺院ワット・ポー
バンコク3大寺院のひとつワット・ポー。横たわる巨大な仏像が有名でバンコク最大にして最古の寺院です。
アユタヤ王朝末期の1700年前後に建立されたとされ、ラーマ3世の時代に大改修がおこなわれ今日の姿となりました。
正式名称はワット・プラチェートゥポンウィモンマンカラーラーム=ラーチャウォーラマハーウィハーン(วัดพระเชตุพนวิมลมังคลารามราชวรมหาวิหาร)。
これ、はたして舌を噛まずに言える人いるんでしょうか・・・。読んでいるとお経を唱えているみたいになっちゃいますね。名称が長ければ長いほどありがたいお寺なのだそうです。
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釈迦涅槃仏(しゃかねはんぶつ)
涅槃仏がおられる堂内に入るとデデーンと頭部が現れます。全長約46mもの金色に輝く涅槃仏は圧巻の迫力。建物に納まるお姿は実際に見ると写真よりもずっと迫力を感じると思います。
堂内に入る前に必ずクツと帽子を脱ぎましょう。
涅槃仏はお釈迦様が涅槃(悟り)に入る直前のお姿を表していると云われています。休日のサラリーマンのお姿にも見えますけど・・・(笑)
足の裏側にはバラモン教の宇宙観がモンコンローィペェード(幸福を表す108の絵)で表現されています。バラモン教から派生したといわれる仏教では108は煩悩の数とされています。
涅槃仏の背中側に進んで行くと108もの鉢が並んでいます。
鉢はお坊さんが托鉢に使うもので、ひとつひとつにサタン硬貨を喜捨していき、響き渡る音で108つの煩悩を捨てていきます。日本でお馴染みの除夜の鐘が鳴らされる回数でもありますね。
サタンはタイで一番小さなお金の単位です。日本でいう「銭」の単位と同じです。
20バーツのお布施するとサタン硬貨をもらえます。買うんじゃありません。お布施です。
ワット・ポー本堂
本堂はラーマ1世により建立され、本尊の台座にはラーマ1世の御骨が眠っておられます。堂内の内側の壁にはお釈迦様の一生が、扉にはラーマキエンが描かれています。
本堂は外回廊と内回廊に囲まれており、外回廊は四方に入口がある構造となっています。回廊には信者から寄進された仏像がズラリと並んでいます。
4つの仏塔
高さ約40mある4つの仏塔です。チャクリー王朝初期の王であるラーマ1世から4世までを象徴しています。
仏塔にはそれぞれ色が付いていて、ラーマ1世が緑色、ラーマ2世が白色、ラーマ3世が黄色、ラーマ4世が青色で表されています。
ワット・ポーは大学だった?
ワット・ポーは寺院としての顔のほか、仏教、芸術、医術などの知識人を集めた、いわば現代の大学のような学術機関でもあったそうです。
特に医術としてのマッサージが伝承されタイ式マッサージの総本山となっています。実際にマッサージの学校もあり現在も多くの生徒さんが学んでいます。ここで施術を受けることもできますよ。
ワット・ポーの行き方
ワット・ポーの近くに駅はないためタクシーか水上交通で行くことになります。ワット・プラケオ(王宮)、ワットアルンもまとめてまわれる距離にあります。
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