バニラエア

sayasaya

台湾路線を主力とするLCC バニラエア

 


vanilla-air01

 

黄色いカラーリングの機体にかわいい名前のバニラエア。初めて名前を聞いた時にはピーチ以上にビックリしました。実はその設立経緯は複雑です。

 

 

はじめはマレーシアを拠点とするLCCの巨人エアアジアとANAの共同出資で、エアアジア・ジャパンとして設立されましたが2年で運行停止。その後経営方針の違いからエアアジアが資本を引きあげ、ANAの100%出資となり社名をバニラエアと改め運行を再開しました。現在はエアアジアとは一切関わりのないエアラインとなっています。

 

 

バニラエアの特徴は国際線の台湾路線を主力としていることです。成田から1日4便、関空と那覇からそれぞれ1便づつ台北桃園に飛ばしているほか、成田からは高雄への直行便を1便飛ばしています。また日系のエアラインでありながら台北をハブとする動きも出ており、2016年秋には台北桃園からベトナムのホーチミン線を開設しています。

 

 

運行規模はジェットスター・ジャパンやピーチに比べると半分程度ですが、フィリピンのセブや奄美など他LCCがあまり参入しないリゾート線にも積極的に参入しています。

 

 

またバニラエアは「バリューアライアンス」という、2016年に設立された世界初のLCC連合に日系として唯一加盟しています。これにより加盟LCC各社間の乗り継ぎ予約やサービスなどを一括でおこなうことができるようになり、利便性の向上が期待されています。JALの加盟するワンワールドや、ANAの加盟するスターアライアンスのLCC版といったとこでしょうか。

 

 

バニラエアに乗ってみた

vanilla-air02

 

台北から成田までバニラエアに乗ってみました。

 

 

バニラエアの国際線チェックイン時間は出発時刻の2時間前から50分前まで。国際線はすべてカウンターでのチェックインとなりますので気をつけてくださいさい。

 

 

手荷物はカバン1個とハンドバックなどの身の回り品1個の計2個、合わせて10kgまでなら無料なので結構余裕があり助かります。

 

 

混雑時は通常後方の席から搭乗が始まりますが、バニラエアは窓側の席から搭乗が始まります。合理的な気がしますが、家族や友達とはバラバラの搭乗になってしまうのでは?

 

 

シートも機体と同じく黄色と思いきや紺色のレザーシートで落ち着いた雰囲気です。ほぼ満席でしたがやはり少し圧迫感がありました。

 

 

vanilla-air03

 

バニラエアは「Flight Kitchen」という機内メニュー紙があります。。季節変わりの「フライトごはん」というメニューが看板のようですが、オーダーすると残念ながら売り切れ・・・。

 

 

替わりに「枝豆とサーモンのクリームパスタ」と「オレジジュース」を頼むと、その場でフタに「おかえりなさい」のメッセージを手書きしてくれました。旅行であれ仕事であれ、海外からの帰りはやっぱり日系のエアラインがホっとするな〜、と改めて思わせてくれるサービスでした。

 

 

成田に到着すると沖止めでターミナルまではバス移動。こういうのも含めてLCCは安いのですから別に気になりません。

 

 

 

 

旅行メモ

この記事に関連する記事一覧

TOPへ戻る